施工管理はフリーランスにもなれる|メリット・デメリットを解説

施工管理はフリーランスにもなれる|メリット・デメリットを解説

施工管理としてフリーランスで働くことに興味があっても、「自分がフリーランスで働く想像がつかない」「自分にもできるのだろうか」と不安になる人も多くいることでしょう。フリーランスで仕事をしている人は会社員ほど多くはないので、実際はどのように仕事をしているのかわからない部分もあるのではないでしょうか。

この記事では施工管理におけるフリーランスでの働き方やメリット・デメリットについて解説しています。フリーランスになることに少しでも興味がある人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

施工管理の仕事はフリーランスでも働ける

施工管理は会社員だけでなくフリーランスとして働くことも可能です。フリーランスとは、会社に雇用されずプロジェクトごとに業務委託契約を結んで働く人のことです。

建設業界に限らず、フリーランスの人口は増加しています。新型コロナウイルス感染症がまん延してからリモートワークが普及し、働き方を見直す人が増えたためです。中でも施工管理はそれぞれの工事ごとに仕事を請け負うケースが多いので、プロジェクトごとに契約を結ぶフリーランスの働き方は向いているといえるでしょう。

フリーランス施工管理技士の年収相場

フリーランスで働く施工管理技士の平均年収は480〜540万円が相場です。金額に幅があるのは、工事の規模や仕事量などによって得られる収入が変動するためです。フリーランスは請け負う仕事の種類や仕事量を自分で決められるので、会社員よりも年収を上げられる可能性があります。

施工管理のフリーランスとしての働き方

施工管理がフリーランスとして働く際に仕事を獲得する方法は、個人で仕事を取る方法とマッチングサイトなどを活用する方法の大きく2種類あります。それぞれの方法の特徴について解説します。

個人で仕事を取る

フリーランスとして仕事を獲得する方法は、個人的な人脈からの紹介で仕事を受注することがほとんどです。仕事の獲得には信頼関係を築いておくことが最も大切であり、仕事関係などで多くの人脈を作っておくと独立後にも財産となるでしょう。

マッチングサイトやエージェントなどを活用する

サイトに登録されている募集に対し、マッチングサイトやエージェントなどを活用して仕事を受注する方法があります。人脈が少ない状態からでも仕事を獲得するうえで役立ちます

エージェントの場合は担当者がクライアントとの仲介をしてくれることがあるので、営業や交渉に困ったときもサポートしてもらえる心強さがあります。人脈作りと並行して活用することで、より効果的に仕事の幅を広げられるでしょう。

施工管理としてフリーランスで働く3つのメリット

施工管理としてフリーランスで働く3つのメリット

施工管理としてフリーランスで働くメリットを3つ紹介します。それぞれのメリットについて詳しくみていきましょう。

  • 仕事とプライベートのバランスがとりやすくなる
  • 受注する仕事を自分で決められる
  • 会社員よりも収入をアップさせられる可能性がある

仕事とプライベートのバランスがとりやすくなる

フリーランスとして働くことで、会社員のときよりも仕事とプライベートのバランスをとりやすくなります。施工管理の仕事は、会社員であれば残業や休日出勤などが多い傾向にあります。しかしフリーランスになれば、状況に応じて仕事量や仕事をする日を自分で調整することができます。

また、プロジェクトごとに仕事が進むため、一つのプロジェクトが終わったら次の仕事を受注せずに長期休暇をとるといった働き方も可能です。

受注する仕事を自分で決められる

フリーランスになると、受注する仕事を自分で決められるようになります。会社員の場合は、会社から与えられた仕事は基本的にやらなければなりません。しかし、フリーランスであれば自分のやりたくない仕事は断ることも可能です。受注するかどうかの決定権は自分にあります。

ただし、フリーランスとして働き始めたばかりの頃から好きなように仕事を選んで断っていると、仕事が回ってこなくなる可能性が高くなります。最初は依頼があった仕事に精一杯取り組み、信頼と実績を積み重ねる期間が必要になるでしょう。

会社員よりも収入をアップさせられる可能性がある

フリーランスになることで、会社員よりも収入をアップさせられる可能性があります。会社員は基本的に会社が決めた給料を受け取るのに対し、フリーランスは自分で価格交渉をして金額を決めるためです。仕事量も自分で決めるので、働いた分だけ収入は増えます。工事の規模や仕事量によっては収入を大幅にアップさせることも可能です。

施工管理としてフリーランスで働く3つのデメリット

フリーランスで働くことは、メリットばかりではありません。フリーランスの施工管理として働くデメリットについても解説します。各デメリットも詳しくみていきましょう。

  • 収入の保証がない
  • 主任技術者や監理技術者にはなれない
  • 会社がやっていた業務も自分でやる必要がある

収入の保証がない

フリーランスになるデメリットの1つ目は、収入の保証がないことです。会社員の場合は、自分で仕事を選べないものの、会社から必ず仕事と給料が与えられます。しかしフリーランスの場合、自分で仕事を選べる自由はありますが、仕事を獲得できなければ収入は得られません。収入の不安があることで、精神的な負担が増えてしまう可能性があります。

主任技術者や監理技術者にはなれない

デメリットの2つ目は、主任技術者や監理技術者になれないことです。主任技術者や監理技術者になるためには、会社に雇用されていることが条件です。企業のプロジェクトに携わることはできても、契約上なれないポジションがあることは理解しておく必要があります。

会社がやっていた業務も自分でやる必要がある

3つ目のデメリットは、会社がやっていた業務も自分でやる必要があることです。事務処理や経理など、施工管理以外の仕事も自分でやらなければなりません。税金や年金の支払い、確定申告などもすべて自己責任になります。

ただし、事務作業が苦手な場合や業務を効率化したい場合などは外注することも可能です。外注する場合は費用が発生するので、コストパフォーマンスを考えることも大切です。

フリーランスの施工管理として安定した仕事を獲得するために必要な3つのこと

フリーランスの施工管理として、安定して仕事を獲得するために大切な3つのポイントを解説します。どのポイントも仕事を得るために大切なことなので、一つひとつ押さえておきましょう。

  • 人脈を広げる
  • 営業力をつける
  • 独立・フリーランス向けのエージェントを利用する

人脈を広げる

継続して仕事を獲得し続けるためには、人脈を広げることが大切です。人脈が広がると、困ったときに名前を思い出してもらえるなどで、仕事を紹介してもらえるチャンスが増えるでしょう。会社員のうちから異業種交流会に参加するなどして、人脈を作っておくと良いでしょう。

営業力をつける

仕事を継続して獲得するためには営業力も求められます。必要としている人に適切な提案をすることで、仕事の受注につながるからです。会社員で施工管理の仕事をしている間は、自分で売り込むような営業をする機会はほとんどないかもしれません。営業について学んでおくことも必要といえるでしょう。

独立・フリーランス向けのエージェントを利用する

フリーランスとして今後仕事をしていくのであれば、まずは人脈や営業力を育てながら、独立した人やフリーランス向けのエージェントもあわせて活用するのがおすすめです。エージェントは、独立して働く人に向けて案件を紹介するサービスです。最初は人からの紹介で仕事を獲得できる機会は少なく、なかなか実績作りができないこともあります。エージェントを活用することで、未熟な人脈と営業力を補ってくれるでしょう。

まとめ

メリットとデメリットを検討してフリーランスになるかを考えよう

メリットとデメリットを検討してフリーランスになるかを考えよう

施工管理はフリーランスとして働くにも適した職業ですが、会社員とは異なる面も多いです。働く時間も仕事量も自由に決められるメリットに対して、収入の不安定さや本業以外の仕事量が増えるといったデメリットもあります。

メリットとデメリットを踏まえて、会社員とフリーランスのどちらが自分に向いているかを慎重に検討してください。

株式会社ネオコンストラクション
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